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第39期 有価証券報告書(平成29年1月1日 ‐ 平成29年12月31日) 有価証券報告書等 | 株式会社小田原エンジニアリング

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全文

(1)

【表紙】

【提出書類】 有価証券報告書

【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項

【提出先】 関東財務局長

【提出日】 平成30年3月29日

【事業年度】 第39期( 自 平成29年1月1日 至 平成29年12月31日)

【会社名】 株式会社小田原エンジニアリング

【英訳名】 Odawar a Engi neer i ng Co. , Lt d.

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長  宮 脇 伸 郎

【本店の所在の場所】 神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1577番地

【電話番号】 0465−83−1122( 代表)

【事務連絡者氏名】 専務取締役兼管理部長  保 科 雅 彦

【最寄りの連絡場所】 神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1577番地

【電話番号】 0465−83−1122( 代表)

【事務連絡者氏名】 専務取締役兼管理部長  保 科 雅 彦

【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所

( 東京都中央区日本橋兜町2番1号)

(2)

第一部

【企業情報】

第1

【企業の概況】

【主要な経営指標等の推移】

( 1) 連結経営指標等

回次 第35期 第36期 第37期 第38期 第39期

決算年月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 平成29年12月 売上高 ( 千円) 5, 626, 689 9, 219, 156 10, 319, 133 10, 894, 919 12, 823, 126 経常利益 ( 千円) 372, 879 22, 873 717, 840 983, 164 1, 326, 961 親会社株主に帰属する当期純

利益又は親会社株主に 帰属する当期純損失(△ )

( 千円) 659, 898 △116, 751 344, 216 771, 097 2, 178, 088

包括利益 ( 千円) 748, 105 △115, 895 327, 688 669, 207 2, 335, 442 純資産額 ( 千円) 9, 039, 028 8, 520, 962 8, 777, 676 9, 346, 175 11, 505, 194 総資産額 ( 千円) 12, 121, 592 12, 837, 155 12, 380, 525 13, 413, 118 16, 196, 125 1株当たり純資産額 ( 円) 1, 437. 87 1, 504. 49 1, 563. 26 1, 598. 21 1, 967. 53 1株当たり当期純利益金額

又は当期純損失金額(△ )

( 円) 112. 74 △ 20. 49 64. 90 137. 15 372. 46 潜在株式調整後

1株当たり当期純利益金額

( 円) − − − − −

自己資本比率 ( %) 69. 4 62. 2 67. 0 69. 7 71. 0

自己資本利益率 ( %) 7. 9 △1. 4 4. 2 8. 7 20. 9

株価収益率 ( 倍) 6. 2 − 10. 1 7. 3 8. 4

営業活動による キャッシュ・フロー

( 千円) 253, 964 △59, 115 △218, 047 1, 863, 753 634, 762 投資活動による

キャッシュ・フロー

( 千円) 503, 242 △421, 713 146, 355 △ 209, 129 1, 395, 495 財務活動による

キャッシュ・フロー

( 千円) △64, 789 △453, 032 △ 2, 532 △ 371, 244 △177, 000 現金及び現金同等物

の期末残高

( 千円) 2, 928, 188 2, 045, 673 2, 015, 748 3, 234, 005 5, 136, 862 従業員数

〔ほか、平均臨時 雇用者数〕

( 人)

460 492 412 418 467

〔77〕 〔72〕 〔82〕 〔97〕 〔118〕 ( 注) 1 売上高には消費税等は含まれておりません。

2 第37期、第38期及び第39期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額は、潜在株式が存在しないため記載 しておりません。また、第35期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有す る潜在株式が存在しないため記載しておりません。また、第36期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金 額については、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

3 第36期の株価収益率は、1株当たり当期純損失のため記載しておりません。

(3)

( 2) 提出会社の経営指標等

回次 第35期 第36期 第37期 第38期 第39期

決算年月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 平成29年12月 売上高 ( 千円) 3, 851, 976 4, 708, 009 4, 830, 437 4, 853, 859 6, 806, 928 経常利益 ( 千円) 279, 122 393, 275 631, 264 622, 056 1, 080, 297 当期純利益 ( 千円) 24, 114 231, 427 413, 033 408, 912 1, 912, 003 資本金 ( 千円) 1, 250, 816 1, 250, 816 1, 250, 816 1, 250, 816 1, 250, 816 発行済株式総数 ( 株) 6, 392, 736 6, 392, 736 6, 392, 736 6, 392, 736 6, 392, 736 純資産額 ( 千円) 7, 581, 940 7, 424, 093 7, 797, 322 8, 372, 856 10, 190, 430 総資産額 ( 千円) 9, 037, 182 9, 281, 466 9, 244, 884 11, 019, 740 13, 787, 372 1株当たり純資産額 ( 円) 1, 295. 28 1, 399. 70 1, 470. 12 1, 431. 77 1, 742. 69 1株当たり配当額

( うち1株当たり 中間配当額)

( 円)

10 12. 5 18 30 30

( −) ( −) ( −) ( −) ( −) 1株当たり当期純利益金額 ( 円) 4. 12 40. 62 77. 87 72. 73 326. 96 潜在株式調整後

1株当たり当期純利益金額

( 円) − − − − −

自己資本比率 ( %) 83. 9 80. 0 84. 3 76. 0 73. 9

自己資本利益率 ( %) 0. 3 3. 1 5. 4 5. 1 20. 6

株価収益率 ( 倍) 168. 7 15. 2 8. 4 13. 8 9. 6

配当性向 ( %) 242. 7 30. 8 23. 1 41. 2 9. 2

従業員数 〔ほか、平均臨時

雇用者数〕

( 人)

103 107 106 117 124

〔24〕 〔25〕 〔32〕 〔37〕 〔47〕

( 注) 1 売上高には消費税等は含まれておりません。

2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 3 第36期の1株当たり配当額は、新社屋竣工記念配当2. 5円を含んでおります。

4 第37期の1株当たり配当額は、特別配当8円を含んでおります。 5 第38期の1株当たり配当額は、記念配当15円を含んでおります。 6 第39期の1株当たり配当額は、特別配当15円を含んでおります。

(4)

【沿革】

当社( 昭和54年5月21日設立、平成2年6月26日に商号を寿自動車工業株式会社から株式会社小田原エンジニアリ ングに変更、平成2年7月3日に本店を神奈川県川崎市から神奈川県小田原市に移転、株式の額面金額50円) は、株 式会社小田原エンジニアリング( 昭和54年10月15日設立、本店所在地・神奈川県足柄上郡松田町) の株式の額面金額を 変更するため平成3年1月1日を合併期日として同社を吸収合併し、同社の資産、負債及び権利義務の一切を引き継 ぎましたが、合併前の当社は休業状態にあり、合併後において被合併会社の営業活動を全面的に継承いたしました。

従って、実質上の存続会社は、被合併会社である株式会社小田原エンジニアリング( 神奈川県足柄上郡松田町所在) であるため、本報告書の記載事項につきましては、実質上の存続会社について記載しております。

なお、事業年度の期数は、実質上の存続会社の期数を表示しております。

当社は昭和54年10月株式会社小田原鉄工所( 昭和25年10月有限会社小田原鉄工所設立、昭和28年1月株式会社小田 原鉄工所に改組) の電装事業部から分離・独立して資本金1, 000万円で設立されたもので、会社設立以降の主な変遷は 以下の表のとおりであります。

年月 事項

昭和54年10月 株式会社小田原鉄工所から分離・独立して資本金1, 000万円で神奈川県足柄上郡開成町吉田島4289番 地に株式会社小田原エンジニアリングを設立。

昭和55年7月 生産力増強のため、本社組立工場を増築。

昭和61年5月 米国に100%子会社であるODAWARAAMERI CA CORP. を設立。

昭和61年11月 同業者である米国OTT- A- MATI CI NC. を買収し傘下に加える。同時に社名をODAWARAAUTOMATI ON I NC. に変更し北米拠点とする。

昭和63年4月 生産力増強のため、新潟県長岡市に100%子会社である株式会社小田原オートメーション長岡( 現・ 連結子会社) を設立。

平成元年4月 株式会社小田原鉄工所から賃借していた本社工場の土地、建物を同社から一括購入。 平成元年6月 業務拡大のため、本社工場の隣接地に事務所棟増築。

平成2年4月 事業拡大のため、米国ODAWARAAUTOMATI ON I NC. の本社工場を新築、移転。

平成3年1月 株式会社小田原エンジニアリング( 神奈川県小田原市所在、形式上の存続会社) は、株式会社小田原 エンジニアリング( 神奈川県足柄上郡開成町所在、実質上の存続会社) を株式の額面金額変更のため 吸収合併。

平成3年3月 本店を神奈川県小田原市から神奈川県足柄上郡開成町へ移転。

平成3年4月 生産力増強のため、株式会社小田原オートメーション長岡の工場増築。 平成3年7月 株式を日本証券業協会の店頭売買銘柄として登録。

平成7年3月 生産能力増強のため、工場用地を本社工場の近隣に取得。

平成8年7月 米国ODAWARAAUTOMATI ON I NC. の少数株主持分を買取り100%子会社とする。 平成8年11月 生産能力増強のため、米国ODAWARAAUTOMATI ON I NC. の本社組立工場を増築。

平成15年8月 中華人民共和国上海市に日本小田原机械工程株式会社上海代表処( 上海事務所) を開設。 平成16年12月 日本証券業協会の店頭銘柄より、ジャスダック証券取引所に上場換えする。

平成17年10月 北米市場におけるモーター製造業界の衰退に対応するため、( 旧) ODAWARAAUTOMATI ON I NC. は、その 事業の一部を新設した( 新) ODAWARAAUTOMATI ON I NC. へ移行し、社名をTI PP AUTOMATI ON I NC. ( 現・ ODAWARAAUTOMATI ON I NC. 連結子会社) と変更。

平成21年12月 米国子会社3社について、TI PP AUTOMATI ON I NC. ( ODAWARA AUTOMATI ON I NC. に社名変更)を存続会 社として合併。

平成22年4月 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所( JASDAQ市場) に株 式を上場。

平成22年10月 大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統 合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ( スタンダード) に株式を上場。

平成22年12月 中華人民共和国広東省広州市に日本小田原机械工程株式会社広州代表処( 広州事務所) を開設。 平成25年3月 生産能力増強、大型設備対応、IT機能強化による業務効率向上等のため、神奈川県足柄上郡松田

町に土地建物を取得し、その後建物の改修、増築を進める。

平成25年7月 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ( スタンダー ド) に株式を上場。

平成25年9月 ローヤル電機株式会社( 現・連結子会社) 及びその子会社を株式公開買付けにより連結子会社とし、 モーター用巻線設備に、コイル用巻線設備を加えた「巻線機事業」、「送風機・住設関連事業」を 新たな中核事業とする。

平成25年10月 本店を神奈川県足柄上郡開成町から神奈川県足柄上郡松田町へ移転。 平成26年4月 本社工場エントランス棟及び組立工場を竣工。

平成28年6月 株式交換により、ローヤル電機株式会社を100%子会社とする。

(5)

【事業の内容】

当 社 グ ル ー プ は 連 結 財 務 諸 表 提 出 会 社 ( 以 下 「 当 社 」 と い う 。 ) 、 子 会 社 8 社 で 構 成 さ れ 、 巻 線 設 備 の 開 発 、 設 計・製造、販売、送風機及び照明等住宅関連設備の製造、販売を主な事業内容としております。

当社グループの事業内容と各社の位置づけは次のとおりであります。 なお、事業区分は事業セグメントと同一の区分であります。

( 1) 巻線機事業

家電製品分野、自動車分野、産業・医療機器分野、OA/ AV機器分野、通信分野等向けにモーター用巻線設備 及びコイル巻線設備を顧客の要望に沿って開発、設計・製造し、世界各国に販売しております。

[主な関係会社]

当社、株式会社小田原オートメーション長岡、ODAWARAAUTOMATI ON I NC. 、株式会社多賀製作所、楽耀電機貿 易( 深圳) 有限公司

( 2) 送風機・住設関連事業

室内空調機器の送風用ファン、工作機械等の冷却用ファンなど幅広い分野で使用されている小型送風機(クロ スフローファン、軸流ファン等)、浴室等に使用される防水照明器具等及び住宅換気・ビル換気関連用製品を製 造、販売しております。

[主な関係会社]

ローヤル電機株式会社、ローヤルテクノ株式会社、楽揚電機( 香港) 有限公司、楽揚電機( 深圳) 有限公司

事業概要図は次のとおりであります。

(6)

【関係会社の状況】

名称 住所 資本金

主要な事業 の内容

議決権の 所有割合

( %)

関係内容 役員の

兼任等 ( 名)

営業上 の取引

設備の 賃貸借

( 連結子会社) 株式会社小田原 オートメーション長岡

新潟県 長岡市

30百万円 巻線機事業 100. 0 4

製品の仕 入、設計及 び部品の外 注等

建物・土 地・機械装 置等の賃貸

ODAWARAAUTOMATI ON I NC.

米国 オハイオ州 ティップ市

289千米ドル 巻線機事業 100. 0 3

原材料の仕 入、当社製 品の販売等

株式会社多賀製作所

神奈川県 足柄上郡 松田町

99百万円 巻線機事業 100. 0 5

半製品の仕 入、部品・ 組立の外 注、技術指 導等

建物等の 賃貸

楽耀電機貿易( 深圳) 有限公司

中国広東省 深圳市

1百万元 巻線機事業

100. 0 ( 100. 0)

− − −

ローヤル電機株式会社 東京都港区 480百万円

送風機・住設 関連事業

100. 0 3

原材料の仕 入、当社製 品の購買等

ローヤルテクノ 株式会社

群馬県 太田市

10百万円

送風機・住設 関連事業

100. 0 ( 100. 0)

− − −

楽揚電機( 香港) 有限公司

中国香港 4百万香港ドル

送風機・住設 関連事業

100. 0 ( 100. 0)

1 − −

楽揚電機( 深圳) 有限公司

中国広東省 深圳市

4, 600千米ドル

送風機・住設 関連事業

100. 0 ( 100. 0)

− − −

( 注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。 2 「議決権の所有割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数であります。

3 株式会社小田原オートメーション長岡、ODAWARAAUTOMATI ON I NC. 、ローヤル電機株式会社及び楽揚電機( 深 圳) 有限公司は、特定子会社に該当いたします。

4 ODAWARAAUTOMATI ONI NC. については、売上高( 連結会社相互間の内部売上高を除く) の連結売上高に占める割 合が10%を超えております。

  主要な損益情報等 ① 売上高      2, 867百万円 ② 経常利益     71 〃 ③ 当期純利益      54 〃 ④ 純資産額    685 〃 ⑤ 総資産額    1, 669 〃

5 ローヤル電機株式会社については、売上高( 連結会社相互間の内部売上高を除く) の連結売上高に占める割合 が10%を超えております。

  主要な損益情報等 ① 売上高      4, 232百万円 ② 経常利益    128 〃 ③ 当期純利益     188 〃 ④ 純資産額   3, 376 〃 ⑤ 総資産額    4, 406 〃

(7)

【従業員の状況】

( 1) 連結会社の状況

平成29年12月31日現在

セグメントの名称 従業員数( 人)

巻線機事業

186 ( 63) 送風機・住設関連事業

238 ( 47) 全社( 共通)

43 ( 8) 合計

467 ( 118)

( 注) 1 従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出 向者を含む就業人員数であります。

2 従業員数欄の( 外書) は、臨時従業員の年間平均雇用人員( 1日8時間換算) であります。 3 臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。 4 全社( 共通) は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。

( 2) 提出会社の状況

平成29年12月31日現在 従業員数( 人) 平均年齢( 歳) 平均勤続年数( 年) 平均年間給与( 千円)

124 ( 47)

38. 4 13. 3 6, 925

部門の名称 従業員数( 人)

研究開発・設計関連部門

48 ( 10) 生産・購買関連部門

48 ( 32) 営業関連部門

14 ( 1) 管理部門

14 ( 4) 合計

124 ( 47)

( 注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。 2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員( 1日8時間換算) であります。

3 臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。 4 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

5 当社は、単一セグメントであるため、部門別の従業員数を記載しております。 6 管理部門は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。

( 3) 労働組合の状況

当社グループのうち当社の労働組合は、全労連・全国一般労働組合に所属しておりましたが、平成26年9月30日 に同組織を脱退し、新たに小田原エンジニアリング労働組合として発足し、現在はいずれの上部団体にも属してお りません。なお、平成29年12月31日現在、小田原エンジニアリング労働組合は86人の組合員で構成され、労使関係 は良好に推移しており特記すべき事項はありません。

その他の連結子会社においては労働組合は結成されておりませんが、労使関係は良好であります。

(8)

第2

【事業の状況】

【業績等の概要】

( 1) 業績

当連結会計年度における我が国経済は、有効求人倍率の高水準や完全失業率の低水準が継続するなど雇用情勢は 着実に改善し、実質総雇用者所得は緩やかに増加するなど個人消費は持ち直し、生産や設備投資の緩やかな増加、 企業収益の改善が続くとともに、企業の業況判断が全規模全産業で改善するなど、全体として緩やかな回復が続き ました。

一方世界経済は、中国では生産や消費は伸びが概ね横ばいとなり、固定資産投資は伸びがやや低下したものの、 各種政策効果もあり景気は持ち直しの動きが続き、米国では生産は持ち直し、個人消費や設備投資の増加、雇用・ 所得環境の改善が続くなど景気は着実に回復が続き、欧州では生産は持ち直し、機械設備投資は緩やかに増加し、 失業率に低下傾向がみられるなど景気は緩やかに回復し、全体として緩やかに回復いたしました。

このような状況下、当社グループは国内外の設備投資動向に沿った製品や多様化するお客さまのニーズに対応し た製品を提供すべく、積極的な営業活動を展開するとともに更なる技術開発、新製品開発のスピードアップと短納 期化及び徹底したコストダウンに努め、顧客満足度の向上を推進してまいりました。

代表的なものといたしまして、巻線機事業におきましては、ハイブリッドカーや電気自動車の駆動モーター用設 備として生産性を向上させたコイル製作機や、省エネタイプのエアコン・冷蔵庫用コンプレッサモーターの多機種 対応全自動巻線ラインシステムを開発、製品化いたしました。また、送風機・住設関連事業におきましては、耐油 仕様ラジアルファン、DCモーター使用の換気装置、LED素子使用の浴室用ライン照明など、品質向上や省エネ 化等を意図した新製品を開発いたしました。

また、販売面においては、平成29年5月にドイツ駐在員事務所を開設し、巻線機事業における欧州市場の販売促 進と迅速なアフターサービスの支援を強化いたしました。

これらの結果、当連結会計年度における当社グループの営業成績といたしましては、連結売上高は12, 823百万円 (前年同期比17. 7%増)となりました。また、利益面につきましては、生産効率の向上等にグループをあげて積極 的に取り組んだことにより原価低減が図られ、営業利益は1, 280百万円(前年同期比40. 0%増)、経常利益は1, 326 百万円(前年同期比35. 0%増)、投資有価証券売却益1, 584百万円を特別利益に計上したこと等により、親会社株主 に帰属する当期純利益は2, 178百万円(前年同期比182. 5%増)となりました。

当連結会計年度のセグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 ①巻線機事業

巻線機事業に関しては、自動車、家電製品向け設備や改造・治具等が好調に推移した上に、お客さまの納期 前倒し要請により翌期に予定しておりました案件を当期に売り上げたこと等により、売上高は8, 335百万円(前 年 同 期 比 23. 9% 増 ) 、 原 価 率 の 低 減 が 図 れ た こ と な ど に よ り 、 セ グ メ ン ト 利 益 は 1, 475百 万 円 ( 前 年 同 期 比 49. 5%増)となりました。

②送風機・住設関連事業

送風機事業に関しては、鉄道車両用送風機の本格量産が売り上げに寄与したほか、ラジアルファンの増産及 び新規採用、軸流ファンの新機種が半導体関連向けに採用されたこともあり好調に推移し、住設関連事業に関 しても、照明器具のLED化や換気事業が堅調に推移したこと等により、売上高は4, 487百万円(前年同期比 14. 5%増)、セグメント利益は135百万円(前年同期は30百万円のセグメント損失)となりました。

(9)

( 2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1, 902 百万円(58. 8%)増加し、5, 136百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は634百万円(前年同期は1, 863百万円の収入)となりました。主な内訳は、税 金等調整前当期純利益2, 978百万円、売上債権の増加額738百万円、仕入債務の減少額481百万円等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果得られた資金は1, 395百万円(前年同期は209百万円の支出)となりました。収入の主な内訳 は、投資有価証券の売却による収入1, 589百万円等であります。また、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得 による支出195百万円等であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は前年同期に比べ194百万円(52. 3%)減少し、177百万円となりました。支出 の主な内訳は配当金の支払額175百万円等であります。

(10)

【生産、受注及び販売の状況】

( 1) 生産実績

セグメントの名称

当連結会計年度 ( 自 平成29年1月1日

至 平成29年12月31日)

前年同期比( %)

巻線機事業( 千円) 9, 385, 901 47. 8

送風機・住設関連事業( 千円) 2, 783, 664 10. 8

合計( 千円) 12, 169, 565 37. 3

( 注) 1 金額は販売価格によるものであります。

2 セグメント間取引については、相殺消去しております。 3 上記金額には、消費税等は含まれておりません。  

( 2) 受注実績

セグメントの名称 受注高( 千円) 前年同期比( %) 受注残高( 千円) 前年同期比( %) 巻線機事業 9, 842, 794 26. 4 6, 974, 461 27. 6 送風機・住設関連事業 4, 671, 180 15. 1 827, 980 28. 4 合計 14, 513, 975 20. 1 7, 802, 441 27. 7 ( 注) 1 金額は販売価格によるものであります。

2 受注高には、受注取消・変更、為替レートの変動による調整額を含んでおります。 3 セグメント間取引については、相殺消去しております。

4 上記金額には、消費税等は含まれておりません。  

( 3) 販売実績

セグメントの名称

当連結会計年度 ( 自 平成29年1月1日

至 平成29年12月31日)

前年同期比( %)

巻線機事業( 千円) 8, 335, 316 23. 9

送風機・住設関連事業( 千円) 4, 487, 810 14. 5

合計( 千円) 12, 823, 126 17. 7

( 注) 1 上記金額には、消費税等は含まれておりません。 2 セグメント間取引については、相殺消去しております。

3 当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、以下のとお りであります。なお前連結会計年度については、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。

相手先

前連結会計年度 ( 自 平成28年1月1日

至 平成28年12月31日)

当連結会計年度 ( 自 平成29年1月1日

至 平成29年12月31日) 販売高( 千円) 割合( %) 販売高( 千円) 割合( %) Tes l a, I nc . − − 2, 548, 439 19. 9

(11)

【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

( 1) 経営の基本方針

当 社 グ ル ー プ は 、 創 業 以 来 、 社 是 で あ る 「 開 拓 の 精 神 で 顧 客 に 奉 仕 す る 」 を モ ッ ト ー に 事 業 を 展 開 し て お り ま す。巻線機事業の分野では、巻線設備の総合メーカーとして世界中に広がるお客さまの生産性アップ、省力化に貢 献し、お客さまの生産されるモーターやコイルが組み込まれた数々の家電製品、自動車、産業・医療機器、OA/ A V機器、通信機器等が世界中の人々の生活を豊かにすることによって、社会貢献を果たしたいと考えております。

また、送風機・住設関連事業の分野では、「顧客の期待と信頼に応え続けるものづくり」を目標に掲げ、弛まず 技術開発力の向上と品質維持を図り、新規事業分野の開拓と人材育成を行い、事業のグローバル展開及び業容の拡 大と一層の収益力の向上を目指しております。

こうした考えに基づき、お客さまの求めに対して果敢に応じ、お客さまの満足を得ることを追究するとともに、 事業の成長と安定に全力を尽くし、より一層の経営基盤の強化を図り、社会的信頼の向上を目指すことによって、 株主及び投資家の皆さまにとって魅力ある企業グループとなることが重要であると考えております。

   

( 2) 中長期的な会社の経営戦略

巻線機事業の分野では、市場占有率のみならず、技術的に当社グループの巻線機がグローバルスタンダードとな り、巻線設備のトップメーカーの地位を確固たるものにすることを目標に、社業に専念してまいります。

ま た 、 送 風 機 ・ 住 設 関 連 事 業 の 分 野 で は 、 各 ユ ー ザ ー へ の 部 品 供 給 を メ イ ン 事 業 と し て 展 開 し て ま い り ま し た が、今後は付加価値の向上を目指し、これまでの基礎技術をベースにした最終製品の製造・販売も視野に入れた事 業展開を行ってまいります。そのため日本国内への販売拠点の展開に取り組んでまいります。また、顧客のアジア 圏 へ の 生 産 移 行 に 伴 う 中 国 で の 供 給 体 制 は ほ ぼ 整 い ま し た が 、 最 近 の 中 国 経 済 の 動 向 に 対 し て は 適 宜 対 処 し な が ら、引き続き体制強化に努め、アジア圏のマーケット開拓により中国現地での営業強化に取り組んでまいります。

なお、当社グループが目指す経営指標としては、連結売上高経常利益率は10%以上、連結自己資本利益率( 連結 株主資本利益率・ROE) は5%を掲げております。

( 3) 会社の対処すべき課題

当社グループは、経営目標の実現のため、時代の変化に即応したグローバルな営業活動を展開するとともに、ス ピーディーな経営を行い、常にお客さまの新たなニーズに応える高付加価値製品の開発及び生産に注力し、品質向 上と徹底したコストダウン及び短納期化に取り組むことが重要課題であると考えております。

また、当社のモーター巻線設備分野と株式会社多賀製作所のコイル巻線設備分野のシナジー効果発揮により、巻 線機事業の拡大を図るとともに、当社とローヤル電機株式会社の両社グループが得意分野をより一層強化しながら 強固に連携し、市場・技術・人材・拠点のシナジー効果を迅速かつ最大化することが、不可欠であると考えており ます。

そ の 効 果 を 可 及 的 速 や か に 出 す べ く 具 体 的 な 課 題 に 取 り 組 む と と も に 、 グ ル ー プ ガ バ ナ ン ス の 一 層 の 強 化 と グ ループ全体の企業価値を向上させるための体制づくりにも一層積極的に取り組むことにより、当社グループのあら ゆるステークホルダーの皆さまに対して、企業としての責任を果たしてまいります。

(12)

【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した当社グループの事業状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影 響を及ぼす可能性のある事項については、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、 有価証券報告書提出日( 平成30年3月29日) 現在において当社グループが判断したものであります。

( 1) 巻線機事業の需要予測について

当社グループが扱う巻線設備のお客さまは、家電製品分野、自動車分野、産業・医療機器分野、OA/ AV機器 分野、通信分野等の製造会社であり、当社グループはその総合メーカーとしての地位を確固たるものとすべく経 営努力しております。しかしながら、当社グループの受注・生産活動は、各分野の技術革新動向や設備投資動向 等に左右されるため、当社グループ独自での将来予測が困難であります。このため、想定していた技術革新動向 や設備投資動向等の前提条件と実際の結果が異なる場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可 能性があります。

( 2) 巻線機事業における新製品・新技術の研究開発について

当 社 グ ル ー プ は 、 巻 線 技 術 を 応 用 し て お 客 さ ま の ニ ー ズ に マ ッ チ し た 新 製 品 ・ 新 技 術 を 開 発 し 、 家 電 製 品 分 野、自動車分野、産業・医療機器分野、OA/ AV機器分野、通信分野等へ製品・サービスを供給しております。 こ れ ら の 開 発 に お い て 、 近 年 、 技 術 革 新 の ス ピ ー ド も ま す ま す 速 ま り 、 ニ ー ズ の 多 様 化 も 急 激 に 進 ん で お り ま す 。 今 後 、 開 発 競 争 は ま す ま す 激 化 す る と 思 わ れ 、 予 想 を 上 回 る 新 技 術 の 出 現 や 各 分 野 の 動 向 の 激 変 に よ っ て は 、 当 社 の 研 究 開 発 費 の 負 担 も 大 き く な り 、 当 社 グ ル ー プ の 業 績 及 び 財 務 状 況 に 影 響 を 及 ぼ す 可 能 性 が あ り ま す。

( 3) 巻線機事業における北米市場について

当 社 グ ル ー プ の 巻 線 機 事 業 に お け る 北 米 の 販 売 ・ 保 守 サ ー ビ ス 拠 点 で あ る 在 外 連 結 子 会 社 ( 米 国 オ ハ イ オ 州 ティップ市) は、その受注・生産活動の大部分を北米市場に依存しており、北米及び周辺の経済動向に大きく左右 されます。このため、北米市場における家電製品分野、自動車分野、産業・医療機器分野、OA/ AV機器分野、 通信分野等の製造会社の技術革新動向や設備投資動向により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす 可能性があります。

( 4) 送風機・住設関連事業における付加価値製品への事業展開について

送風機分野では、これまで各ユーザーへ部品の供給をメインに事業展開してまいりましたが、付加価値の向上 を目指し、これまでの基礎技術をベースにした最終製品の供給も視野に入れた事業展開を行なっております。最 終製品の供給ノウハウの蓄積も進めてはおりますが、予想を超える不具合等が発生した場合は、当社グループの 業績に影響を及ぼす可能性があります。

( 5) 送風機・住設関連事業の中国展開について

送風機・住設関連事業では、価格競争力の維持・向上を図ることを主眼に、連結子会社の楽揚電機( 香港) 有限 公司の子会社として製造会社・販売会社を中国で設立し、中国工場への生産移管及び販路拡大を推進するべく進 めておりますが、急激かつ大幅な人民元の切り上げが行なわれた場合、製品の価格競争力が低下し、当社グルー プの業績に影響を及ぼす可能性があります。

( 6) 株価下落による影響について

当社グループは、市場性のある株式及び市場性のない株式を保有しております。このうち、市場性のある株式 については、大幅な株価下落が生じた場合、減損または評価損が発生するため、当社グループの業績に影響を及 ぼす可能性があります。

( 7) 地震等自然災害や事故について

当社グループは、本社工場( 神奈川県足柄上郡松田町) 、国内連結子会社工場( 新潟県長岡市、埼玉県深谷市、神 奈川県足柄上郡松田町、群馬県太田市) 、在外連結子会社工場( 米国オハイオ州ティップ市、中国広東省深圳市) に 重要な生産・研究開発拠点を有しております。このため、地震等の自然災害あるいは火災などの事故によって、 当社グループの一部の生産設備が壊滅的な被害を被った場合、生産及び出荷が遅延することにより、当社グルー

(13)

【経営上の重要な契約等】

特記すべき該当事項はありません。

【研究開発活動】

当社グループは、多様化するお客さまのニーズに応えるとともに、他社製品との差別化、製品のオリジナリティー 化をモットーに研究開発活動を行っており、製品の高付加価値化及びソフト技術・システム技術の開発による非価格 競争の強化に積極的に取り組んでおります。

当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は218百万円であります。  

( 1) 巻線機事業

巻線機事業の研究開発につきましては、原則として当社がモーター用巻線設備の研究開発の全般を担当し、株 式会社多賀製作所がコイル用巻線設備の研究開発の全般を担当しております。両社は積極的に技術交流を行い、 必要に応じて当社グループ間の交流も行っております。

巻線機事業の研究開発活動としましては、マーケットのニーズをとらえて独自に研究開発するものと、完全受 注生産方式を採用しているため、各お客さまより要望されて個別に研究開発しながら製品にするものとがありま す。

代表的なものといたしまして、ハイブリッドカーや電気自動車の駆動モーター用設備として生産性を向上させ たコイル製作機や、省エネタイプのエアコン・冷蔵庫用コンプレッサモーターの多機種対応全自動巻線ラインシ ステムを開発、製品化いたしました。

当連結会計年度における巻線機事業の研究開発費の金額は179百万円であります。

( 2) 送風機・住設関連事業

送風機・住設関連事業の新製品の開発及びその関連業務に関しましては、ローヤル電機株式会社を中心に活動 しております。

送風機・住設関連事業におきましては、品質向上やコスト削減等を企図した新製品開発を継続しております。 代表的なものといたしまして、耐油仕様ラジアルファン、DCモーター使用の換気装置、LED素子使用の浴室 用ライン照明などであります。

当連結会計年度における送風機・住設関連事業の研究開発費の金額は38百万円であります。  

(14)

【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

( 1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成してお ります。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づ き、適切な見積り及び判断を行っております。

( 2) 経営成績の分析

緩やかな回復が続く事業環境の下、当社グループは国内外の設備投資動向に沿った製品や多様化するお客さまの ニーズに対応した製品を提供すべく、積極的な営業活動を展開するとともに更なる技術開発、新製品開発のスピー ドアップと短納期化及び徹底したコストダウンに努め、顧客満足度の向上を推進してまいりました。

代表的なものといたしまして、巻線機事業におきましては、ハイブリッドカーや電気自動車の駆動モーター用設 備として生産性を向上させたコイル製作機や、省エネタイプのエアコン・冷蔵庫用コンプレッサモーターの多機種 対応全自動巻線ラインシステムを開発、製品化いたしました。また、送風機・住設関連事業におきましては、耐油 仕様ラジアルファン、DCモーター使用の換気装置、LED素子使用の浴室用ライン照明など、品質向上や省エネ 化等を意図した新製品を開発いたしました。

これらの結果、当連結会計年度における当社グループの営業成績といたしましては、連結売上高は12, 823百万円 (前年同期比17. 7%増)となりました。また、利益面につきましては、生産効率の向上等にグループをあげて積極 的に取り組んだことにより原価低減が図られ、営業利益は1, 280百万円(前年同期比40. 0%増)、経常利益は1, 326 百万円(前年同期比35. 0%増)、投資有価証券売却益1, 584百万円を特別利益に計上したこと等により、親会社株主 に帰属する当期純利益は2, 178百万円(前年同期比182. 5%増)となりました。

( 3) 財政状態の分析

① 資産、負債及び純資産の状況 (資産)

流動資産は、前連結会計年度末に比べて29. 1%増加し、12, 241百万円となりました。これは主に、投資有価 証券の売却等により現金及び預金が1, 952百万円、受取手形及び売掛金が961百万円、商品及び製品が605百万円 それぞれ増加し、電子記録債権が214百万円、仕掛品が669百万円それぞれ減少したこと等によるものでありま す。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて0. 7%増加し、3, 954百万円となりました。この結果、総資産は、前 連結会計年度末に比べて20. 7%増加し、16, 196百万円となりました。

(負債)

流動負債は、前連結会計年度末に比べて17. 3%増加し、4, 231百万円となりました。これは主に、未払法人税 等が669百万円、前受金が429百万円それぞれ増加し、支払手形及び買掛金が469百万円減少したこと等によるも のであります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて0. 3%減少し、459百万円となりました。この結果、負債合計は、前 連結会計年度末に比べて15. 3%増加し、4, 690百万円となりました。

(純資産)

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて23. 1%増加し、11, 505百万円となりました。これは主に、利益剰 余金が2, 002百万円増加したこと等によるものであります。

(15)

② キャッシュ・フローの分析

キャッシュ・フローについては、第2 事業の状況 1 業績等の概要 ( 2) キャッシュ・フローの項目をご参 照下さい。なお、キャッシュ・フロー指標等のトレンドは以下のとおりであります。

平成27年12月期 平成28年12月期 平成29年12月期

自己資本比率( %) 67. 0 69. 7 71. 0

時価ベースの自己資本比率( %) 28. 2 43. 6 112. 8

キャッシュ・フロー対有利子負債比率( %) − 0. 1 0. 1

インタレスト・カバレッジ・レシオ( 倍) − 1, 977. 0 19, 910. 4 ( 注)自己資本比率            :自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率     :株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業キャッシュ・フロー/利払い

1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。

2 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。

3 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象 としております。

4 平成27年12月期については、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、キャッシュ・フロー対有 利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオの記載を省略しております。

(16)

第3

【設備の状況】

【設備投資等の概要】

当社グループでは、当連結会計年度において、株式会社小田原エンジニアリング本社工場の機械装置を中心に、総 額226百万円の設備投資を実施いたしました。

セグメントごとの設備投資について示すと、次のとおりであります。

( 1) 巻線機事業

当連結会計年度の主な設備投資は、機械装置を中心とする総額134百万円の設備投資を実施いたしました。

( 2) 送風機・住設関連事業

当連結会計年度の主な設備投資は、機械装置、工具器具を中心とする総額91百万円の設備投資を実施いたしま した。

【主要な設備の状況】

( 1) 提出会社

( 平成29年12月31日現在) 事業所名

( 所在地)

セグメント の名称

設備の内容

帳簿価額( 千円) 従業

員数 ( 人) 建物及び

構築物

機械装置 及び運搬具

土地 ( 面積㎡)

その他 合計 本社工場

( 神奈川県足柄上 郡松田町)

巻線機事業

統括業務施設、 生産設備

832, 575 116, 177

971, 213 ( 17, 903. 21)

87, 061 2, 007, 028 124 ( 47) ( 注) 1 上記の金額には消費税等は含まれておりません。

2 帳簿価額のうち「その他」は、有形固定資産の工具、器具及び備品及び無形固定資産のソフトウエアであり ます。

3 従業員数欄の( 外書) は、臨時従業員の年間平均雇用人員( 1日8時間換算) であります。 4 臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。

(17)

( 2) 国内子会社

( 平成29年12月31日現在)

会社名

事業所名 ( 所在地)

セグメント の名称

設備の 内容

帳簿価額( 千円) 従業

員数 ( 人) 建物及び

構築物

機械装置 及び運搬具

土地 ( 面積㎡)

その他 合計 ㈱小田原

オートメー ション長岡

本社工場 ( 新潟県 長岡市)

巻線機事業 生産設備

47, 500 15, 965

71, 324

8, 365 143, 155 34 ( 5) ( 4, 136. 44)

[ 47, 500] [ 959]

[ 71, 324]

[ 1, 124] [ 120, 907] [ ( 4, 136. 44) ]

ローヤル電 機㈱

熊谷工場 ( 埼玉県 深谷市)

送風機・住 設関連事業

生産設備 157, 470 80, 560

169, 424 ( 12, 852. 41)

89, 386 496, 841 84 ( 28) ( 注) 1 上記の金額には消費税等は含まれておりません。

2 帳簿価額のうち「その他」は、有形固定資産の工具、器具及び備品及び無形固定資産のソフトウエアであり ます。

3 [  ]内の数字は当社所有のものを内書きで表示しております。当社が使用している建物及び構築物356千円 及び土地10, 428千円を除き、当社から子会社に賃貸しております。

4 従業員数欄の( 外書) は、臨時従業員の年間平均雇用人員( 1日8時間換算) であります。 5 臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。  

( 3) 在外子会社

( 平成29年12月31日現在)   会社名

事業所名 ( 所在地)

セグメント の名称

設備の 内容

帳簿価額( 千円) 従業

員数 ( 人) 建物及び

構築物

機械装置 及び運搬具

土地 ( 面積㎡)

その他 合計 ODAWARA

AUTOMATI ON I NC.

本社工場 ( 米国オハイ オ州ティッ プ市)

巻線機事業 生産設備 46, 636 8, 161

32, 372 ( 22, 561. 30)

1, 386 88, 556 15 ( 0) ( 注) 1 上記の金額には消費税等は含まれておりません。

2 帳簿価額のうち「その他」は、有形固定資産の工具、器具及び備品及び無形固定資産のソフトウエアであり ます。

3 従業員数欄の( 外書) は、臨時従業員の年間平均雇用人員( 1日8時間換算) であります。 4 臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。  

【設備の新設、除却等の計画】

当社グループの設備投資計画については、事業環境、投資効果等を総合的に勘案して策定しております。設備計画 は連結会社各社が個別に立案し、当社がグループ内の調整及び実行時の決裁を行っております。

なお、当連結会計年度末において重要な設備の新設、改修及び除却等の具体的に確定した計画はありません。  

(18)

第4

【提出会社の状況】

【株式等の状況】

( 1) 【株式の総数等】 ① 【株式の総数】

種類 発行可能株式総数( 株)

普通株式 15, 757, 600

計 15, 757, 600

② 【発行済株式】

種類

事業年度末現在 発行数( 株) ( 平成29年12月31日)

提出日現在 発行数( 株) ( 平成30年3月29日)

上場金融商品取引所 名又は登録認可金融 商品取引業協会名

内容

普通株式 6, 392, 736 6, 392, 736

東京証券取引所 JASDAQ ( スタンダード)

単元株式数 100株

計 6, 392, 736 6, 392, 736 − −

( 2) 【新株予約権等の状況】 該当事項はありません。

( 3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】 該当事項はありません。

( 4) 【ライツプランの内容】 該当事項はありません。

( 5) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式 総数増減数

( 株)

発行済株式 総数残高

( 株)

資本金増減額   ( 千円)

資本金残高   ( 千円)

資本準備金 増減額 ( 千円)

資本準備金 残高 ( 千円) 平成11年8月20日( 注) 1, 065, 456 6, 392, 736 − 1, 250, 816 − 1, 580, 813

(注)1株を1. 2株に株式分割

(19)

( 6) 【所有者別状況】

平成29年12月31日現在

区分

株式の状況( 1単元の株式数100株)

単元未満 株式の状況

( 株) 政府及び

地方公共 団体

金融機関

金融商品 取引業者

その他の 法人

外国法人等

個人 その他

計 個人以外 個人

株主数 ( 人)

− 6 34 56 20 3 3, 049 3, 168 −

所有株式数 ( 単元)

− 4, 641 2, 068 6, 907 1, 191 123 48, 795 63, 725 20, 236 所有株式数

の割合( %)

− 7. 28 3. 25 10. 84 1. 87 0. 19 76. 57 100. 00 − ( 注) 自己株式株は「個人その他」に5, 452単元及び「単元未満株式の状況」に12株を含めて記載しております。

( 7) 【大株主の状況】

平成29年12月31日現在

氏名又は名称 住所

所有株式数 ( 千株)

発行済株式 総数に対する

所有株式数 の割合( %)

津 川 高 行 東京都町田市 1, 664 26. 03

公益財団法人津川モーター研究財団 神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1577番地 400 6. 25 株 式 会 社 横 浜 銀 行 ( 常 任 代 理 人 資 産 管

理サービス信託銀行株式会社)

神奈川県横浜市西区みなとみらい 3−1−1

(東京都中央区晴海1−8−12)

280 4. 39

津 川 晃 弘 東京都町田市 220 3. 44

西 村 正 明 神奈川県秦野市 216 3. 39

津 川 善 夫 神奈川県小田原市 177 2. 78

小田原エンジニアリング従業員持株会 神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1577番地 127 1. 98

株式会社オアサムヒーロー 東京都町田市つくし野2−16−15 60 0. 94

有限会社ジュニー 東京都町田市つくし野2−16−15 60 0. 94

有限会社ティーケーモッズ 東京都町田市つくし野2−16−15 60 0. 94

計 − 3, 264 51. 08

( 注) 上記のほか当社所有の自己株式 545千株(発行済株式総数に対する割合:8. 52%)があります。

(20)

( 8) 【議決権の状況】 ① 【発行済株式】

平成29年12月31日現在

区分 株式数( 株) 議決権の数( 個) 内容

無議決権株式 − − −

議決権制限株式( 自己株式等) − − −

議決権制限株式( その他) − − −

完全議決権株式( 自己株式等) 普通株式 545, 200 − −

完全議決権株式( その他) 普通株式5, 827, 300 58, 273 − 単元未満株式 普通株式 20, 236 − 1単元( 100株) 未満の株式

発行済株式総数 6, 392, 736 − −

総株主の議決権 − 58, 273 −

② 【自己株式等】

平成29年12月31日現在 所有者の氏名

又は名称

所有者の住所

自己名義 所有株式数

( 株)

他人名義 所有株式数

( 株)

所有株式数 の合計

( 株)

発行済株式 総数に対する

所有株式数 の割合( %) ㈱小田原エンジニアリング

神奈川県足柄上郡松田町松田 惣領1577番地

545, 200 − 545, 200 8. 52

計 − 545, 200 − 545, 200 8. 52

( 9) 【ストックオプション制度の内容】 該当事項はありません。

(21)

【自己株式の取得等の状況】

【株式の種類等】 会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得

( 1) 【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。

( 2) 【取締役会決議による取得の状況】 該当事項はありません。

( 3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

区分 株式数( 株) 価額の総額( 円)

当事業年度における取得自己株式 388 986, 212

当期間における取得自己株式 80 339, 600

( 注)  当期間における取得自己株式数には、平成30年3月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取 りによる株式数は含めておりません。

( 4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

区分

当事業年度 当期間

株式数( 株)

処分価額の総額 ( 円)

株式数( 株)

処分価額の総額 ( 円) 引き受ける者の募集を行った

取得自己株式

− − − −

消却の処分を行った取得自己株式 − − − −

合併、株式交換、会社分割に係る 移転を行った取得自己株式

− − − −

その他( −) − − − −

保有自己株式数 545, 212 − 545, 292 −

( 注)  当期間における保有自己株式数には、平成30年3月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取 りによる株式数は含めておりません。

(22)

【配当政策】

当社グループは、長期的な視野にたって、安定的な成長と経営体質の強化のため、内部留保の充実を図りなが ら、株主の皆さまへ安定的な配当を継続して行うことを基本としております。その他の利益還元につきましては、 業績、経済情勢、業界の動向、配当性向等を総合的に勘案し、決定いたします。

なお、当社の剰余金の配当は、期末配当の年1回を基本方針としております。剰余金の配当の決定機関につきま しては、期末配当は株主総会でありますが、取締役会決議により中間配当できる旨、定款に定めております。

この方針に従い、当期の剰余金の配当につきましては、財務状況及び当期の業績等を総合的に勘案し、1株当た り15円の普通配当に特別配当を1株当たり15円加え、合わせて1株当たり30円の期末配当とさせていただきまし た。

なお、内部留保資金につきましては、中長期的視野に基づいた研究開発や事業規模拡大のために充当してゆく所 存であります。

当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。

決議年月日

配当金の総額 ( 千円)

1株当り配当額 ( 円) 平成30年3月29日

定時株主総会決議

175, 425 30

【株価の推移】

( 1) 【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】

回次 第35期 第36期 第37期 第38期 第39期

決算年月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 平成29年12月

最高( 円) 790 714 770 1, 474 4, 450

最低( 円) 640 600 592 560 816

( 注)  最高・最低株価は、平成25年7月15日以前は大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであ り、平成25年7月16日以降は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。

( 2) 【最近6月間の月別最高・最低株価】

月別 平成29年7月 8月 9月 10月 11月 12月

最高( 円) 1, 466 3, 650 4, 450 3, 805 3, 715 3, 510 最低( 円) 983 1, 242 2, 702 3, 040 2, 950 3, 035 ( 注)  最高・最低株価は、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。

(23)

【役員の状況】

男性10名 女性0名 (役員のうち女性の比率0%)

役名 職名 氏名 生年月日 略歴 任期

所有株式数 ( 千株)

取締役 会長

津 川 高 行 昭和24年7月12日生

昭和47年4月 ㈱小田原鉄工所入社

平成 30年 3月 から 2年

1, 664

昭和54年10月 当社取締役

昭和54年12月 ㈱小田原鉄工所取締役

昭和55年1月 当社専務取締役

昭和58年12月 当社代表取締役社長

昭和63年4月 ㈱ 小 田 原 オ ー ト メ ー シ ョ ン 長 岡 代

表取締役社長

平成16年2月 ODAWARAAUTOMATI ON I NC. 代表取締役

平成16年3月 当社代表取締役会長

平成27年3月 当社相談役

平成28年3月 当社取締役会長( 現任)

代表取締役 社長

宮 脇 伸 郎 昭和28年2月24日生

昭和54年4月 ㈱小田原鉄工所入社

平成 30年 3月 から 2年

31

平成9年1月 当社設計部長

平成15年3月 ㈱小田原オートメーション長岡取

締役

平成15年3月 当社取締役 設計部長

平成18年1月 当社取締役 開発担当部長

平成20年3月 当社取締役 設計部長

平成22年4月 当社代表取締役社長( 現任)

平成22年4月 ㈱小田原オートメーション長岡代

表取締役社長

平成22年4月 ODAWARAAUTOMATI ON I NC. CEO

平成25年11月 ローヤル電機㈱代表取締役会長

( 現任)

平成25年11月 ㈱多賀製作所代表取締役会長

平成26年3月 ㈱多賀製作所代表取締役社長

( 現任)

平成27年3月 ㈱小田原オートメーション長岡取

締役( 現任)

平成27年3月 ODAWARAAUTOMATI ON I NC. DI RECTOR( 現任)

専務取締役 管理部長 保 科 雅 彦 昭和35年2月1日生

昭和57年4月 当社入社

平成 30年 3月 から 2年

17

平成15年2月 当社国内営業担当部長

平成15年3月 当社取締役 営業部長

平成23年3月 ㈱小田原オートメーション長岡取

締役

平成25年11月 ローヤル電機㈱取締役( 現任)

平成25年11月 ㈱多賀製作所取締役( 現任)

平成27年3月 ㈱小田原オートメーション長岡代

表取締役社長( 現任) 平成27年3月 ODAWARAAUTOMATI ON I NC.

SECRETARY( 現任)

平成28年10月 当社常務取締役兼管理部長

平成30年3月 当社専務取締役兼管理部長( 現任)

常務取締役 営業部長 湯 山 信 介 昭和32年2月28日生

昭和54年4月 ㈱小田原鉄工所入社

平成 30年 3月 から 2年

21

平成15年2月 当社海外営業担当部長

平成17年3月 当社取締役 海外営業担当部長

平成23年1月 ODAWARAAUTOMATI ON I NC. SECRETARY

平成25年11月 ローヤル電機㈱取締役( 現任)

平成25年11月 ㈱多賀製作所取締役( 現任)

平成27年3月 ODAWARAAUTOMATI ON I NC. CEO & TREASURER( 現任)

平成28年10月 当社取締役 営業部長

平成30年3月 当社常務取締役兼営業部長( 現任)

(24)

役名 職名 氏名 生年月日 略歴 任期

所有株式数 ( 千株)

取締役 製造部長 平 野 雅 敏 昭和24年3月8日生

昭和46年9月 ㈱小田原鉄工所入社

平成 30年 3月 から 2年

5

平成17年1月 当社機械設計部長

平成17年3月 ㈱小田原オートメーション長岡取

締役(現任)

平成18年1月 当社製造部長兼品質管理部長

平成20年8月 当社執行役員製造部長

平成24年3月 当社取締役就任 製造部長( 現任)

平成25年11月 ㈱多賀製作所取締役

平成27年3月 ㈱多賀製作所取締役副社長( 現任)

取締役 田 尾 啓 一 昭和26年2月25日生

昭和48年4月 三井情報開発㈱入社

平成 30年 3月 から 2年

0

昭和55年11月 等松・青木監査法人( 現有限責任監

査法人トーマツ) 入所

昭和58年3月 公認会計士登録

平成7年6月 同法人代表社員

平成9年1月 デロイトトーマツコンサルティン

グ㈱( 現アビームコンサルティング ㈱) 執行役員

平成16年4月 立命館大学大学院教授

平成28年3月 当社取締役( 現任)

常勤監査役 山 上 大 介 昭和21年11月24日生

昭和50年11月 等 松 ・ 青 木 監 査 法 人 ( 現 有 限 責 任

監査法人トーマツ) 入所

平成 27年 3月 から 4年

4

昭和56年9月 公認会計士登録

平成2年7月 同法人社員

平成12年8月 山上公認会計士事務所開設、同所

長( 現任)

平成13年3月 当社監査役

平成27年3月 ローヤル電機㈱監査役

平成27年3月 ㈱多賀製作所監査役( 現任)

平成27年3月 当社常勤監査役( 現任)

平成27年3月 ㈱小田原オートメーション長岡監

査役( 現任)

監査役 石 原   修 昭和35年2月17日生

昭和62年4月 東京弁護士会登録

西村眞田法律事務所入所

平成 27年 3月 から 4年

1

平成2年10月 TMI総合法律事務所入所

平成9年4月 同事務所パートナー( 現任)

平成16年1月 最高裁判所司法研修所民事弁護教

平成22年3月 当社監査役( 現任)

監査役 津 川 晃 弘 昭和56年12月16日生

平成17年2月 ㈲ オ ア サ ム ヒ ー ロ ー ( 現 ㈱ オ ア サ

ムヒーロー) 代表取締役( 現任)

平成 27年 3月 から 4年

220

平成24年12月 ㈱小田原鉄工所代表取締役( 現任)

平成27年3月 当社監査役( 現任)

監査役 田 中 耕 一郎 昭和40年7月6日生

昭和62年10月 サ ン ワ ・ 等 松 青 木 監 査 法 人 ( 現 有

限責任監査法人トーマツ) 入所

平成 29年 3月 から 2年

1

平成3年3月 公認会計士登録

平成15年12月 監査法人トーマツ コーポレート

ファイナンス部(現デロイトトー マツファイナンシャルアドバイザ リー合同会社)パートナー、取締 役・執行役員

平成17年2月 税理士登録

平成26年7月 田中総合会計事務所開設、同所長

( 現任)

平成29年3月 当社監査役( 現任)

計 1, 972

( 注) 1. 取締役田尾啓一は、社外取締役であります。

2. 常勤監査役山上大介、監査役石原修及び監査役田中耕一郎は、社外監査役であります。 3.監査役津川晃弘は、取締役会長津川高行の子であります。

(25)

【コーポレート・ガバナンスの状況等】

( 1) 【コーポレート・ガバナンスの状況】 ① 企業統治の体制

( a)  コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

当社は監査役制度を採用しており、監査役及び監査役会による監査と、取締役会による取締役の職務執行の監 督を行っております。なお、取締役6名の内、社外取締役を1名、監査役4名の内、社外監査役を3名選任して おります。また、当社は、「開拓の精神で顧客に奉仕する」という社是に基づき、企業としての社会的責任を果 たすべく、法令遵守のもと、経営環境の変化に迅速かつ適切に対応できる経営体制に相応しいコーポレート・ガ バナンス体制を構築し、その充実を図っております。

( b)  会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況等 ⅰ 会社の機関の内容

会社の機関としては、意思決定機関及び監督機関として取締役会を、業務執行機関として代表取締役と取締 役会、監査機関として監査役及び監査役会を設けております。また、経営環境の変化に迅速に対応する業務執 行体制として、経営幹部会及び業務調整連絡会を設け、コーポレート・ガバナンス体制の強化に取り組んでお ります。

なお、これら会社の機関の関係及び内部統制システムを図示すると次のとおりとなります。

(26)

ⅱ 内部統制システムの整備の状況

 当社の取締役会は、毎月1回の定例会のほか、必要に応じて開催され、監査役の意見も参考に英知を結集し て、当社の経営方針等の重要事項の決定、適切な業務執行の決定や、業務執行状況の監督を行っております。 なお、平成28年3月に社外取締役1名が選任され、有価証券報告書提出日( 平成30年3月29日) 現在において、 取締役6名( うち社外取締役1名) で構成されております。

当社の取締役は各部門の長や各連結子会社の責任者等を兼務しており、取締役会は、当社グループ全体に係 わる経営案件について、迅速かつ戦略的な意思決定と、健全で適切な業務執行の両立を実現するとともに、各 取締役が相互に監督することによって、執行責任と機能分担の明確化を図っております。

また、当社は、監査役制度を採用しており、監査役4名によって構成される監査役会を設置しております。 各監査役は、監査役会で定めた監査の方針及び実施計画に従ってコーポレート・ガバナンスのあり方とその運 営状況を監視するとともに、取締役の職務執行を含む経営の日常的活動を監査することで、コーポレート・ガ バナンスの一翼を担っております。また、監査役は、株主総会や取締役会への出席や、取締役、従業員、会計 監査人からの報告収受をはじめとする法律上の権限行使のほか、常勤監査役を中心に、経営幹部会及び業務調 整連絡会などへ必要に応じての出席や各事業場への往査など、実効性ある監査に取り組んでおります。

なお、社内横断的な組織として経営幹部会及び業務調整連絡会・リスク管理委員会を設置しております。経 営幹部会及び業務調整連絡会は定例開催することで、経営環境の変化に迅速に対応するための情報把握と方針 検討に役立てております。また、リスク管理委員会は、経営上のリスク管理を効果的に推進する役割を果たし ております。

以上のとおり、コーポレート・ガバナンスの状況や取締役の業務執行を含む日常的な経営活動の監視機能に つきましては、外部的視点から社外取締役及び社外監査役がその役割を果たすことにより、十分に機能するも のと考えております。また、経営の監視機能について客観性や中立性を確保できるものと判断しておりますの で、現状の体制を採用しております。

ⅲ リスク管理体制の整備の状況

当 社 グ ル ー プ を 取 り 巻 く 様 々 な リ ス ク に 対 し ま し て は 、 内 部 統 制 シ ス テ ム の 整 備 の 状 況 で 記 し ま し た と お り、当社のリスク管理委員会等において、そのリスク回避及び低減のための対策を検討し、その結果を各関連 部署で実施しております。

なお、法的リスク管理については、必要に応じ顧問弁護士の助言を受けております。

ⅳ 取締役の定数

当社の取締役は10名以内とする旨定款に定めております。

ⅴ 取締役の選任及び解任の決議要件

当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する 株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、及び、累積投票によらない旨を定款に定めております。

ⅵ 自己株式の取得

当社は、自己株式の取得について、機動的な資本政策の遂行を可能とするため、会社法第165条第2項の規定 により、取締役会の決議によって市場取引等により自己株式を取得することができる旨を定款で定めておりま す。

ⅶ 中間配当

当社は、株主への機動的な利益還元を行うため、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によ り、毎年6月30日を基準日として、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。

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